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花粉症について
1998.2.9
アトピーなんか飛んで行け!の会
谷 尾 敦 子

本当に「花粉」が原因なの?
あなたは「花粉症」と診断されて、納得されていますか?「どうも腑に落ちない」と思うことないですか?いろいろな患者さんのサイトをみても、疑問に思われている方多いですね!私にはどうも腑に落ちない所がたくさんあるのです。
  • 夜の方が花粉の飛散は少ないはずなのに、症状が出やすいのは何故?
  • 花粉の飛散の多い日と、症状のひどい日が一致しないけど?
  • 最近は花粉の飛散が始まる時期の前から症状が出る人が増えているのは何故?

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Aさんはある年の春先、鼻水がよく出るようになり、風邪かなと思っていました。そのうち目がかゆくなったりして「ひょっとすると花粉症かな」と思い、病院へ行きました。そこでいろいろと検査をされて、「スギ花粉症」と診断されます。
B さんは、同じ時期に、同じような症状になり、病院へ。しかしBさんの場合は、スギ花粉に対するアレルギーとは断定されず、「ただの風邪か、ハウスダストか何かが原因でしょう」と言われます。
ほとんど同じ症状なのに、Aさんは花粉症と診断され、B さんは違うと言われます。

それから、もし「花粉」が原因なら、「花粉」の多いときに症状が悪化してもいいはずなのに、どうしていろいろな矛盾があるんでしょう? また、杉の木の伐採の仕事をしている方達は、杉の花粉と特によく接触しているはずですが、「花粉症」の人は逆に少ないそうです。不思議ですよね。

「花粉症」って、本当は何なんでしょう???「不思議」とは思いませんか?

花粉が多く飛んでいる田舎よりも、木の少ない大都市の方が花粉症の患者さんは圧倒的に多いそうですが、この説明として、「車の排気ガスなどの大気汚染が原因である」というのがあります。しかし、朝日新聞にこんなちょっと面白い記事が載っていました。

「ドイツ・ハンブルグ大の研究者達は、数年前、ドイツ国内の9才から11才の子供たち約8000人を対象に、花粉症の罹患(りかん)率を調べた。
 旧東ドイツで暮らす子供の罹患率は2.7%にとどまっていたのに、旧西ドイツに住む子供は8.6%もあった。数千人のドイツ成人を対象にした別の調査結果も昨年、専門誌に発表され、45才以下では子供と同様の傾向があったそうだ。
「大気汚染が花粉症の引き金だ」との仮説がある。ただ、かつて旧東ドイツで大気汚染が進んでいたことを考えると、花粉症になる人が旧西ドイツより少ないというデーターは意外な感じがする。」

記事の中では、このあと「旧東側の方が寄生虫を持つ人が多いせいではないか」という「寄生虫と花粉症の関係」が説明されるのですが、私は しろくま通信/子供と食べ物 の中にある、
「クリスマスやお正月の御馳走は、むかしの人々にとって、「年に一度のぜいたく」として、食生活を華やかに彩ってきたのではないでしょうか。かつて取り払われたベルリンの壁を越えて、西側のスーパーに初めて入った東の市民は、「商品の数と種類の豊富さに驚いた。しかし、なぜ、こんなにも必要なのかわからない。」と語っています。」
という文章のほうがこれを説明できるように思います。
ベルリンの壁が取り払われたのは、約10年前。西側の先進国と言われる国々では、「豊かさ」の名のもとに、もう飽食の時代を突っ走っていました。その頃 旧東側の方達はまだ質素な食生活を続けている方が多かったのではないでしょうか。これらの調査が行われた頃も、まだ両者間には格差があったことと思うのです。

また、交通量の多い都会の方が、コンビニやファーストフードのお店が多いことを考えると、都会の人たちの食生活の問題は無視できませんよね。

さあ、どうです?あなたが毎年悩まされている症状は、本当に「花粉」が原因だったんでしょうか??
やっぱり「花粉が原因」なんて納得できな〜い!、ちょっと疑問が湧いてきたというあなたは、次のコーナーに進みましょう。(^^;)

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