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飛んでけこぼれ話
(99年)
飛んで行け!の会の活動の様子や、活動の中で気付いた事、発見した事などを綴って行きます。
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1999年も、とうとうあと一日になってしまいました。慌ただしい年末で、頂いたメールのお返事を今年中に済ませることができそうにありません。お返事を待って下さっているみなさん、ごめんなさい。来年は今世紀最後の年。「アトピー」という不可解な病名が来世紀まで受け継がれなくてすむように、「アトピーなんか飛んで行く」ように、頑張りましょう!来年もよろしくお願いします。 

20代の男性がインターネットを見て来てくれました。一見顔も白くてアトピー患者という感じでは無かったのですが、よく見ると首の辺りに湿疹がありました。他の患者団体の会合に出たとき、ある医師から助言をうけ、1カ月半前から朝食をパンからご飯に変えたとの事。その効果が出てきているようでした。とても誠実そうな方で、感じよかったです。入会はしなかったのですけど、頑張って食事の改善続けて欲しいなと思いました。で、最後にホームページを作っていると聞いたので、早速見に行ってみたら、もう交流会の事書いてくれてました。嬉しかった!毎日の食事の記録も公表されていて、意気込みを感じました。(その後入会されました!!) 

飛んで行け!の会を作ってから、この夏で3年が過ぎました。入会者も100人を越え、アトピー飛んでいった組の方も、着実に増えています。しかし、インターネットで、アトピー患者さんの情報を見ても、「食事の改善」をしてみようとする方は、非常に少ないようです。「保証がなければやる気がしない」という方も以前ありました。食事の改善は、確かにすぐに結果が出る、治ってしまう(少しずつ良くなりますので)ものではないので、とても辛い部分もあるし、長く続けるのは不安な部分もあります。しかし、地道に続けてきた方は、確実に治っていっています。今回、設立当初に入会された方達の近況をアップしました。是非、ご覧下さい。※第10号のニュースレターがまだ届いていない会員さんがいましたら、ご連絡下さい。

☆5月に初めて交流会に参加されたKさん。オーバーフロー説のような考え方は、今まで聞いたことが無かったと、驚かれていましたが、やはり娘さんを治してあげたいと、入会されました。交流会には小学生の娘さんも一緒に参加して、お話を聞いてくれます。
☆夏休みの交流会に初めて来られたF さん。すぐに入会されて、早速小学生の娘さんの食事の改善を始められました。今のところ、大好きだったお肉は一切やめ、学校給食も先生にお話しして、お弁当持参にしたそうです。娘さんは今までお肉やグラタンなどの乳製品を使った料理が大好きで、野菜はあまり食べないという典型的な「動物性脂肪タイプ」でした。
 でも、やはり本人も湿疹が辛かったようで、文句も言わずに食事の改善に頑張っています。 ☆その他、小学生や中学生の子供たちがたくさん頑張っています!噴き出しも続きますし、「ついついクッキーを一箱食べちゃって・・・」という話も耳にする事がありますが、「飛んでった組」目指して皆で頑張ろうね!頑張っている子どもさん自身からのメッセージも募集します!送ってね!

 私たちの会には、子ども(特に男の子)が高校や大学に入った途端にアトピーが出てきたといって、交流会に来られるお母さんが結構いらっしゃいます。「受験のストレスか、それとも環境が変わったので、何かにアレルギーを起こしているのだと思うんですけど」とよく言われます。でも、「受験勉強を始める前は、何かクラブやってました?」と聞くと、大抵の場合、バスケット、陸上、野球など、ハードな運動系のクラブの名前が出てきます。運動をやめても、食欲のほうは、すぐにはもとに戻りませんから、受験勉強で殆ど動いていないにも関らず、たくさん食べすぎてしまうようです。症状が出だすのは、2〜3カ月後くらいからですから、丁度受験の頃や、入学した頃に、症状が現れだすようです。入学後、またクラブを始める人は、自然に治って、「やっぱりストレスだったんだ」と、おもってしまいますよね。  先日交流会に来られた方に、因みにどれくらいお肉を食べるか聞いてみたところ、焼き肉だと、大好きなので、5人家族で2Kg(!!)との事でした。裏を返せば、たくさん食べていても、運動を思いっ切りしている間は、害が(外見上は)出にくいという事ですね。

 以前電話で「うちの子は食物アレルギーで食べられないものばかりで、魚は食べてもすぐ吐いてしまうし、何を食べさせていいのか・・」と相談を受け、小柄でがりがりに痩せた子を想像し、「原因は??」と、見当もつかず、とにかく会って見ることに。実際に会った子どもさんは顔の湿疹が酷く真っ赤でしたが、体格は年齢のわりにかなり大きく、ぷくぷくとして、血色のいい子でした。  1時間程話を聞いて、結局「食べることのできる」ご飯(分つき米)やおもちの食べすぎと分かりました。「食物アレルギー」と思い込んで、「アレルギーのない」食べ物を食べ過ぎているのに気が付かない人は、とても多いです。  肥満治療をされている医師や栄養士さんの話でも、「そんなに食べてません」という90kg代の患者さんはとても多いそうですが、よく調べてみると、やっぱり食べすぎているとか。まず本人が、「食べ過ぎ」を自覚する事が重要なようです。

7年間除去食を続け、その内2年間は本当に完璧に「除去食」をしていました。確かに夏は少しよくなったけど、冬になると、また酷くなるの繰り返しで、なかなか治らなかったけど、この会を知ってから、みるみる良くなりました。始めはやっぱり怖かったので、併用でやってましたけど、今では「除去食」はやってません。「除去食」をしている方は、しばらく併用して、良くなるかどうか試してみてはいかがでしょうか。(Kさん@大阪) 


長い夏休みも終り、やっと新学期のペースにも慣れてきましたね。皆さん、この夏はいかがでしたか?今年は、東京での初めての患者交流会、大阪での夏休み特別交流会も、無事にもてて、たくさんの患者さんにお会いできて良かったです。年々「飛んでった組」の人が増えて、その方達の報告をしたり、直接話してもらったりできる事が、なにより嬉しいです。今回も未だに悲惨な状態で過ごしていた人がたくさんいらしたことを実感し、医療者たちの頼りなさに怒りを覚えました。早く「アトピー」という言葉が無くなってしまうように、また気持ちを新たにして、いきましょう!

 植物に与える肥料が高濃度すぎたり、成長の止まっている冬場に夏と同じように肥料を与えると、植物は油やけを起こしたり、葉の精気が失われたりします。特に肥料中の窒素量(人間の蛋白質に当たる)が高すぎると、カビや虫がつきやすいと言われています。同じような事が人間でも起り得るのではないかと考え、オーバーフロー説が生まれました。医療関係者に、私たちのやっている食事の改善がなかなか理解されなかったり、「除去食」との違いが分かってもらえなかったりするので、最近原点に戻って、こういう説明をするようにしています。思いの外理解してもらえるので、ホームページにも書き加えることにしました。
  最近二人のアメリカ人に会う機会がありました。その二人とも、お肉を食べない人だったんです。一人は、お腹の調子が悪くなるのが分かって食べなくなったそうです。(脂肪性下痢ですね)もう一人は、以前よく蚊に刺されて、足が真っ赤になるほどだったのに、世界一周の船の旅の途中でたまたまお肉を食べない日が続いたあとに、東南アジアで、蚊がたくさんいたにも関らず、2個所くらいしか刺されなかったそうです。(刺されても腫れなかったのだと思うけど)やっぱり動物性脂肪の害は、アメリカ人でも同じなんですよね。それにしても、お肉を食べない事を、ホームステイに来てもしっかり主張する姿勢は、「さすがぁ」と思いました。子供たちにも見習って欲しいな。(たまにはいいけどね)

 5月15,16日、3つの講演会を掛け持ちして来ました。どちらも現在の医療や食教育に疑問を持ち、問題意識を持った方達の会合でしたので、どれもとても良かったです。2年ほど前までは、こういう集まりに出ても、全 く無視状態だったり、「でたらめを言う正体不明の団体」扱いされて、酷い言葉も浴びせ られたりで、がっかりしたのですが、久しぶりに行ってみると、かなり感じが違いました。これも、長いこと活動して来たことと、沢山の会員さんが入会 下さった事が大きいと思います。継続は力なりですね。COMLの方には2〜3年なんてまだまだ甘いと言われましたけど(^-^)  参加されていた医師や歯科医、保健婦さんなどいろ いろな方にも宣伝できて良かったです。今年はもっと対外的な活動を広げていきたいですね。会員の皆さんも、お友達は勿論、主治医、保健婦さん、などどなたにでも宣伝して下さい。よろしくお願いします。

 ニュース発送時の住所ラベルに会員ナンバーが記載されている事をお気づきの方も多いと思いますが、P-が患者さん、N-がネットワーク会員さんの番号です。先日ついにP-100 の会員さんが誕生しました。この100人のうちどれくらいの患者さんのアトピーが飛んで行ったのか、確認できていませんが、少しずつ増えている事は確かです。折角会員になっても、まだすっきりしない人も、まだこの会の事を知らない人も、さらに一人でも多くの方のアトピーが飛んで行くように、今年も頑張りましょう!  交流会にはお父さんの参加も増えています。是非みんなで集まって情報交換しましょう。
 久しぶりに会員さんの声コーナーを更新しました。この会も活動が長くなってきて、いろいろな会員さんの体験談も増えてきています。それぞれの会員さんの改善が時間経過にそって分かっていただけるように、すこし書き方を変更してみました。これからまたアップして行きたいと思います。

 年末の29日ある会員さんから「お姉ちゃんの顔が腫れ上がってしまって・・」と電話。「出る前に食べたものは24,25日にクリスマスケーキ1切れずつ、28日に、ばあちゃんとプリンパフェ、ハンバーガー。」との事。妹さんがアトピーで飛んで行け食をしているけど、お姉ちゃんは普段幼稚園で給食も食べている。「やはり、動物性脂肪が溜まっていたのでは?」という結論に。後日談「娘も自分の顔を鏡で見てびっくりしたようで外には出たくない、病院にも行きたくない、ということで1日様子を見ることにしました。2日間とんでけおじやを食べて腫れはひき、今日は赤みも大分薄くなってきています。普段我慢させてるからと思ったけど、これから妹同様姉も気をつけなければいけませんね。」
 ちょっと羽目を外しすぎて腫れてしまった時は、氷で冷やすと、落ち着きます。湿疹が出たときも、痒みがましになるので試してね。

 「前回のニュースで、生理が始まると症状がましになるって書いてあったけど、と言うことは、更年期で生理がなくなって症状が出てくる人もいるんでしょうね。周りの更年期障害の人を見てると、おでこが赤くなったり、目が異常にかゆいと言ったり、アトピーの症状と同じだなと思いました。」と、息子さんがアトピーのお母さん。
(; '') 成人アトピーの人でも、突然顔がほってってきたり、急に汗が噴き出したりって聞くけど、それって更年期障害の症状でもありますね。根っこはやっぱり同じでしょうね。

 入会して2年以上になるスタッフのKさん。息子さんのために完ぺきに「除去食」を何年もしても治らなかったのに、「飛んでけ食」を始めたらみるみる良くなりました。その後息子さんがクラブの合宿に行くと悪化するというので、「運動する人は、植物油を減らしすぎてはだめ」と言ってもなかなか納得されなかったのですが、Kさん自身が「油足りないちゃん」になって、油をとってみたら改善。やっと納得してくれました。やっぱり自分で体験してみないとなかなか納得できないものなんですよね。


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