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会員さんの声
(その14)

2000.7.3
アトピーなんか飛んで行け!の会

大阪府 H.Wさん 98.6
(息子さんがアトピー性皮膚炎)

  私が飛んでけの会に入会してから1年3カ月が経とうとしております。
 今2才半になる子供が、生後2カ月ぐらいから湿疹がひどくなり、特に顔からは、膿みのような黄色い汁を出していました。しかし、当時私は、ステロイド剤を塗るのがいやだったので、近くのお医者さんで非ステロイド系の塗り薬を塗っていました。
 子供は、母乳で育てておりましたが、乳腺炎になったので、助産院に通いました。そこで、よいお乳を出すためには和食をとること、甘いものと油をさけ、高カロリー、高蛋白の食事はだめだと言われました。また、湿疹のためには、卵と牛乳が入ったものも食べないほうがいいと言われました。それまでの私と言えば、甘いものは勿論のこと、とにかく指導されたものと反対の食事が好きだったのです。(今思えばそれが子供のアトピーを作っていたのですね)
 「何を食べたらいいの!!」という気持ちでしたが、子供の事を考えて、言われた通りの食事をすることにしました。でも、子供の湿疹は、悪化する一方で、かゆみでおっぱいも飲めず、眠ることもできなくなり、もうこの状態では、親子共々倒れると思い、他のお医者さんに診てもらうと、飢餓状態に達しており、即入院が必要という事でした。その結果、イソジン消毒とステロイド剤を1日2回入浴後に塗ることになりました。それでも入退院を繰り返しながら、湿疹も一番酷い時より少しましになった程度でしたので、子供を外に連れ出すのは勇気がいることでした。その頃は、離乳食も始まっていましたが、血液検査で5大アレルゲンは勿論のこと、魚、えび、いか、肉、トマトなど、あらゆる食品に対して高い数値でアレルギー反応が出ていました。でも、主治医の先生は、うちの子の場合は、除去していくと、食べるものがなくなり、栄養失調にもなるので、取りあえず卵、牛乳はやめて、後は食べてもいいという事でした。しかし、ショック状態に何度かなったために、慎重になってしまい、自分で除去する食品が多くなっていました。
 最初の頃は、ス剤は怖くて塗るのはいやだと思って頑張っていたのに、その頃には、ス剤を塗るのがもう当たり前になっており、このままではいけないと思いながらも、やめたらまた前みたいに酷くなると思うと、悩みながらも塗り続けていたのです。

 そんな時にこの会を知り、参加させてもらいました。食事のことは、助産婦さんから和食中心、魚が良いとは聞いていましたが、

等を教えてもらいました。そして、ス剤も塗り続けて行くと体の中にどんどん油(由来の脂質)をため込んで行き、止めると今までたまっていた分だけまた出てくることも分かりました。
 また、蛋白質の取り過ぎが、血液検査で出たアレルギー数値とは関係なくショック状態(勿論体調にもよるが)を引き起こしている事なども教えてもらいました。それまでの私は、とにかく「栄養不足」と思い、食べるときには食べられるだけ、少しでも多く食べさせておりました。
 それからは、ス剤を減らし、間違った食事の考え方を改め、出来るだけ外に出て遊ばせるようにしました。そうすると、一時は本当に不思議なことにあんなに毎日塗り続けていたス剤をほとんど塗らずにすむようになったのですが、それは長くは続かず、悪化したり良くなったりの繰り返しです。でもそれは、前に述べた以外にも、季節、気温、湿度、紫外線、便秘などにも関係しており、食物アレルギーのある食べ物を食べたためではないという事もわかりました。また、私の経験では、断乳の後も悪化します。
 私の所は、まだアトピーが治ったわけではありませんが、この会の人達と話をしたり、意見を交換しあったりして行く中で、子供のアトピーを通じて正しい生活、または食生活を教えてもらいました。これからも、和食中心で野菜をたくさんの食事をして行きたいと思っています。

会に初めて来られたときは、母乳だったので、子供さんの体には、豆粒大の湿疹が多数出ていました。お母さんが食べ続けていた動物性脂肪由来の湿疹は、食事の改善をはじめてもすぐには無くならないのです。断乳後も、悪化し大変でしたが、豆粒大の湿疹はすっかり無くなり、大分落ち着いて来ました。あともう少しですね!

 


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