NPO法人日本綜合医学会.食養学院 上級過程を受講し、食養指導士の認定証をいただきました。
大変勉強になり、アトピー以外にも生活習慣病を始め様々な体の不調も食生活を正すことで治すことができることも確信をもって伝えることができるようになりました。ただ、どうして食事を変えるとアトピーや他の病気が治るのかの部分は、当会のようなオーバーフローの考え方はどこにも見当たりませんでした。今後はその辺をもっと理解してもらえるように、頑張りたいと思います。
食生活や体全体の調和を重視する東洋医学と細かいメカニズムや科学的なデータを重視する西洋医学。それぞれが対立するのではなく、お互いのいい点を理解しあい、協力しあってより良い医学に発展できるように、そのお手伝いをできたらと思っています。
マニュアルを参考にアトピーを克服した方たちにお会いする度にこちらもうれしくなるのですが、中には一人で読んでいてもなかなか理解できない、一人でやっているとテンションが保てないという声もあります。また、あと一歩のところで勘違いをしてうまく行っていない方も多いのです。
そこで、きちんと理解してもらえるようにマニュアルの輪読&勉強会をすることにしました。 最近新たに学んだことも伝えたいと思います。
NPO法人日本綜合医学会.食養学院 初級、中級過程を受講し、食養アドバイザーの認定証をいただきました。
なかなか医療が変わらない、歯がゆさ、無力感を何とかしたいと思い、受講することにしました。今までは素人考えと軽視され悔しい思いをする事も多かったのですが、日本では肩書の力が大きいことを実感しました。やっと少しずつ話を聞いてもらえるようになりました。
新体制になってから2回目のオフ会を今回は大阪、東京で開催しました。一年前にも来られた方たちが症状が良くなってきていたり、ちょっと足踏みしている人もいましたが、どこかを外していることが分かったりで、初めて来られた方たちにも大変参考になったようです。 今回も、最近は私の周りではあまり目にしなくなって来たような重症な方も多く、やはり早く近くの医療機関で重症になる前に食生活の改善を指導できる体制作りが必要であると、歯がゆく感じました。
市立図書館で小さい子のいるお母さんたちにもっと図書館に足を運んでもらうように「すくすくタイム」という企画をすることになり、その試行期間に健康面での質問がたくさん出たそうです。そこで、保健センターやボランティア団体に来てもらって、健康面での質問に答えたり、お勧めの本を紹介したりしてほしいとのことで、声をかけてもらいました。小さい子どもはまだアトピーにはなっていなくても、他の症状が出ている子も多く、いわゆる「アトピー予備軍」の子も多いと思うので、早い段階で健康的な食生活について知ってもらえたらと常々思っていたので、とてもいい機会をいただいたと思います。以降毎月一回のぺースで続けています。
新体制になってから2年半が経過しました。この間に入会された会員さんは約100名です。マニュアルを参考に食生活の改善を実施し、アトピーが飛んで行ったり、行きそうな方がだんだん増えてきていますが、新しく入って来られた方たちはやはり不安がいっぱいです。そんな方たちから是非直接会って症状を見て欲しいとの声が上がり、学会で上京した機会に東京でのオフ会を、それに先立ち和泉市のボランティアフェスティバルにも何人かの会員さんが来られました。実際にお会いしてみると、最近は私の周りではあまり目にしなくなって来たような重症な方も多く、やはり早く近くの医療機関で重症になる前に食生活の改善を指導できる体制作りが必要であることをひしひしと感じました。
オーバーフローモデルを考え付いてから17年。「アトピーはアレルギーじゃない!!」と訴え続けてきましたが、やっと自分の思いを研究者の皆さんの前で発表することができました。にわかには信じてもらえないかもしれませんが、「多くの方が食生活の改善で治っている」という事実は変わりません。きっといつかは理解してもらえると信じます。
マニュアルを出版して2年強。1500冊がほぼ無くなったため増刷しました。ネット販売での評価も高くうれしく思います。まだまだこの会を知らずに苦しんでいる多くの患者さんに届くことを願っています。
マニュアルを今回仕上げる作業を通して、この会を作ってほんとうに良かったと思いました。
本のあとがきにも書いたのですが、私一人の体験ではこれだけ体系立ててオーバーフローモデルを考えることはできなかったし、「たまたま治った」「一部の人だけ」という外部からの批判にも自信を持って反論することができるからです。
ほとんどがネットからの会員にもかかわらず、この会を信用していただき、詳しい病歴などを報告してくれる方がたくさんいました。ネット上だけの関係ならこれも信憑性を疑われるところですが、直筆の資料はとても貴重なデーターになったと思います。また、交流会で直接たくさんの人に会えたのも大きかったです。会を作った当初は、電話代、印刷代、交通費なども全部自腹で、当時はインターネットも時間制で、 月々の多額の請求に驚いていました。
会員が増えてからは、少しずつ交通費やネット料金(定量制になってからですけど)も会のお金から出してもらえるようになり、自腹も減りました。
世間で話題の本もいろいろ買って確認しないといけないのですが、自分では買うのをはばかられるトンデモ本も、お陰で購入することができました。スタッフを引き受けてくれた皆さんにもほんとうにお世話になりました。
交流会のお世話をはじめ、資料の発送などいろいろと手伝ってもらいました。
ニュースの発行も一人では大変でしたが、だんだん記事も分担してくれるようになりました。
今回のマニュアルが出せたのも、スタッフの強い後押しがあったからです。しかし、マニュアル作りに集中するために会報の発行を休止した2年間の間に、不況のせいもあるのか、入会者、更新者が激減し、毎年赤字が続いてしまいました。
そのため、マニュアル発行のために少しずつ貯めていた資金も足りなくなり、私が不足分を負担する形で今回マニュアルを発行しました。今マニュアルを出し終わって、資金も底を尽き、今後どうするかと考えると、正直「疲れた」というのが本音です。
スタッフもそれぞれのご都合もあると思いますが、一人二人とやめていき、交流会も無くなった今では、新たなスタッフをお願いするのも難しい状態です。
アトピー患者がいなくなって、あるいは医療機関で食事の指導をしてもらえるようになって、この会の存在理由が無くなったのであれば、喜んでこの会を閉鎖するのですが、インターネットでちょっと調べただけでも、アトピー患者の悲痛な声が未だにたくさん聞こえてきます。そこで、今後についてメーリングリストにてネット総会を開き話し合いました結果、今後は会費を取らず、費用のあまりかからない活動を中心に行うこととなりました。そのため、スタッフを置くことや、郵送料のかかる会報の発送もできません。マニュアルの出版が終われば会報が再開すると楽しみにしてくださっていた方もあるかと思いますが、どうぞご理解ください。
2010年4月より、「飛んで行け!」の会は今までと違った形の活動を行います。今後はホームページやブログ、メーリングリストなどによる情報発信をする予定です。またネット交流会(ホームページの掲示板、メーリングリスト)にて会員同士の情報交換や励ましあいを続けていきます。
今後は、一部の人だけが頑張るのではなく、会員一人ひとりがこの会で何ができるのか考え、会の活動を支えあう、本当の意味で「ボランティア」の会になる予定です。
アトピーなんか飛んで行け!の会は、今年6月で14周年を迎えます。
私達の会では常識になっている食事の改善の有効性も、まだ一般的には知られていず、アトピーで苦しんでいる人がまだまだ沢山いる現状をとても残念に思っています。
より多くの方に当会の考え方を知ってもらうため、10数年間の念願だったマニュアル本の出版をすることになり、スタッフ一同頑張っていましたが、この2年間かけて準備し、この度やっと完成しました!! 編集スタッフの皆さんには本当にお世話になりました。
患者さんだけでなく、医療関係者、教育関係者、給食関係者などの皆さんにも是非読んでいただきたいと思います。
この会を始めてから、7月で丸4年になります。
入会者は、140人を突破しました。そのうち40人ほどが退会し、只今の会員さんは、約100人です。その内3回目の更新を済ませて下さった方が、15人以上も。ご支援本当に感謝します。
食事の改善でアトピーが治ることを、一人でも多くの方に伝えたい。たった一人の体験だけでは説得力が少ないから、もっとたくさんの人に試してもらって、その『声』を大きくして行きたい。そういう思いで、この会を始めました。お陰でこの4年間で、食生活の改善、それに伴う緩やかな脱ステロイドなどで、アトピーが飛んでいった、あるいはもうすぐ飛んで行きそうな会員さんは、たくさんいらっしゃいます。その過程を間近にみて、私たち交流会に参加しているメンバー達も、この事実を確信することができました。多くの方の体験から、そのノウハウなどをまとめたマニュアルも作ることができました。
本当に一人では成しえなかった事です。
インターネットの世界でも、設立当初は、「食生活の改善でアトピーが治ります」などと言おうものなら、大変な誹謗中傷で、とても怖くて発言もできない程でしたが、最近は医療機関にかかられて、食事の改善で回復してきた方も増えてきて、患者さんの認識も少しは高まってきているのを感じますし、私も安心して発言がしやすくなりました。
しかしそれでも、ただステロイド剤を処方されるだけで、全く改善せずに、急な脱ステロイドをして、悲惨な状態になってこの会に救いを求めて来られる方も、まだまだいらっしゃるのが現状です。医学界全体に常識として認知されるのは一体いつになるのでしょうか。
今後の活動予定にも書きましたが、食養生等に関心のある医療関係者の皆さんへの働き掛けを細々と続け、賛同して下さる方が、少しずつ増えてきました。今後は、医療機関や、保健所などの行政ヘの働き掛け、講演会での発表、インターネットでの発言など、対外的な活動に重点を置き、一般の医師の皆さんにも情報が伝わるように努力したいと思います。また、今までの経験をまとめた本の出版も考えています。
9月5日大阪で学校給食と子供の健康を考える会主催のシンポジウムが開かれ、私たちの会も実行委員として参画しました。約650名の方の来場があり、成功のうちに無事終了しました。しかし、これが最終目的ではなく、学校給食を、誰もが安心して食べられる、和食中心の健康的な食事にしてもらうため、啓発運動や行政への働き掛けなど、親として、大人として出来ることをしていきたいと思います。
また、このシンポジウムに関わる事で、いろいろな立場や団体の人に会う機会が非常に増えました。アトピーに関する私たちの考え方をもっと多くの人に知ってもらうためにも、大変いい機会となりました。特に今回は食生活を重視される医師や歯科医師の皆さんにたくさんお会いすることが出来、私たちの声に耳を傾けてもらえたことが大きいと思います。交流会やワークショップへの参加や、入会を希望して下さる方も、もう何人かいらっしゃいます。少しずつでも、理解が深まっていくことを願いましょう。
また、シンポジウムの時に、当会スタッフに、チラシの配付や、会員さんの改善写真の展示、説明などをお願いしました。我が子を見ての今までの経験や、いろいろな患者さんにアドバイスした事を元に、アトピーを克服すためのマニュアルを少しずつ書きためてきましたが、今回やっとひと通りの内容が一応完成しました。一人ではとても出来ない事が、たくさんのスタッフのサポートや会員さんの力で、少しずつ実現出来るようになってきたと、実感しているこの頃です。
ついに会員番号100番 の会員さんが誕生しました。この100人のうちどれくらいの患者さんのアトピーが飛んで行ったのか、完全には把握できていませんが、(遠方に住まわれている方も多く、連絡が取れない人も多い)少しずつ増えている事は確かです。
5月、3つの講演会を掛け持ちして来ました。どちらも現在の医療や食教育に疑問を持ち、問題意識を持った方達の会合でしたので、どれもとても良かったです。2年ほど前までは、こういう集まりに出ても、全 く無視状態だったり、「でたらめを言う正体不明の団体」扱いされて、酷い言葉も浴びせ られたりで、がっかりしたのですが、久しぶりに行ってみると、かなり感じが違いました。これも、長いこと活動して来たことと、沢山の会員さんが入会 下さった事が大きいと思います。 参加されていた医師や歯科医、保健婦さんなどいろ いろな方にも宣伝できて良かったです。今年はもっと対外的な活動を広げていきたいですね。
96年7月にスタートした私達の会の活動も2年半が経ち、私達の会の名前も患者さんの間では少しは市民権を得つつあるのか、入会者も極くわずかではありますが増えてきています。
しかし、まだまだ対外的な(医療関係者など)働き掛けがほとんどできていませんので、急激な広がりは望めません。
ボランティアスタッフも増え、少しずつ仕事の分担をして頂けるようになってきましたが、きっちりとしたスタッフの体制が不十分な現状では、入会者が増えると対応できそうにないというジレンマもあります。これからの検討課題です。最近、入会して来られる、あるいは交流会に来られる患者さんの意識が、かなり変わってきている事に気付きました。
当初は、「食べ物が関係しているなど思いもしなかった。」という方が多かったのですが、最近は、「食事を少し直してみたら確かに良かったので」「食事が大事と聞いたことはあったが、具体的に分からないので」と、「食生活」に関して何らかの形で聞いたことがある方が増えて来ているようです。
また、以前アトピーノという雑誌や、泉北コミュニティーでみたことがあって、気になっていたという方も増えました。私達の活動が少しでも貢献できているのであれば、大変嬉しいのですが。
いろいろな方から、励ましやご期待を頂き、やりたいことが山積している中で、スタッフ不足等のためなかなか作業が進まないのが現状です。
また昨年は、和泉ボランティア市民プラザ、アイ・あいロビーが98年4月にオープンし、活動の拠点として利用できるようになるなど嬉しい事があった反面、その運営にも関らなければならず、また会場を借りている大学同窓会の幹事が回ってくるなど、本来の仕事以外の部分で忙しい1年になってしまいました。
しかしお陰でアトピー関係以外の外部の方達とのつながりが持て、また精神的な励ましも多数頂きましたので、これを契機に、これからも頑張って行きたいと思います。
私がインターネットを始めたとき、「1人でも2人でもいい、私の考え方に納得して食生活を変えてみようと思ってくれる患者さんが出てきてくれたら・・・」そう思いました。
インターネットは顔の見えない世界ですから、なかなか安心して入会下さる方はいないかもとも思いました。
しかし、インターネットの性質上、まだ資料が充分ではないその段階では見て欲しくなかった医師の皆さんにも読まれてしまいました。
発言する度に、「専門医」の方達から「でたらめ言うな」と、激しい攻撃も受けました。 それでも、入会者は徐々に増えています。
最初は、「こんな否定的な事を書かれると、患者さんが躊躇してしまう・・・」と、心配していましたが、どんな激しい攻撃を受けても、こちらがまじめな姿勢を保っていれば、分かる方には分かって頂けるようです。
ホームページが整ってきた最近は、こういうやり取りの後に、かえって入会者が増えますから。^^;)
以前あるお医者さんに、「とにかく一生懸命伝えていけば、どんなに反発する医師がいても、その医師の心にも何かしらは残るはず。頑張って!」 と、励まされました。
やはり、まじめに地道にやっていれば、きっと分かってくれる方がいらっしゃる。そう思えるようになりました。次は、患者さんは勿論、主治医の皆さんにも納得、共感して頂けるように頑張ります!
今回は、インターネットを通じての参加者を含め、3人の方が新しく参加され、大人6人、子供5人の参加がありました。人数は相変わらず少なかったけど、有意義な交流会が持てました。ご参加下さった皆さん、ご苦労様でした。新しい方が多かったので、まずオーバーフローモデルについて簡単に説明し、質疑・応答のあと、自己紹介をかねて、アトピー歴を話して頂きました。
やはり、食生活で心当たりのある方ばかりで、「やっぱりね」
これを機会に、皆で励ましあって頑張りましょうね!3人のうちお2人が即入会下さいました。
今までは、交流会に参加する方と、インターネットを利用できる方が、完全に別れていて、なかなか両方をつなぐことが出来にくかったけど、少しはインターネット人口が増えてきたので、ネット交流会も活発になるといいなぁ。
今回の交流会は都合で平日になってしまって、参加しにくい方もあったかと思いますが、またいつか都合のいいときに、皆さん参加して下さいね!
私がおぼろげながらオーバーフローモデルの形を見いだし、近所の方にも試してもらうようになりだしてから、そろそろ3年が経ちます。
なかなか治らず困っていた近所の子供さんが、食事を少し変えるだけでどんどん症状が改善されていく、しかも一人や二人ではない、ましてや偶然にではなく・・・
それでも、それを信じようとする医師にはなかなか巡り合う事ができません。(アトピーが専門で無い方ならいらっしゃるのに・・・というより、専門でないから認めて下さるのかも・・)
でも、この会を設立してから約1年。やっと開いた小さな小さなタンポポの花が、綿毛になって飛んで行くように、この会に入って治ってきた患者さんが、主治医の先生や、知り合いの医療関係者に声をかけて下さるようになってきました。こんな小さな小さな種だけど、また新しい場所で新しい花を咲かせてくれるといいなぁ。
何年間も治らずに苦しんでいた患者さんが治っていくのを目の当たりにされれば、きっと分かって下さる医師もいらっしゃるはずと、信じることにしましょう。
9月10月は、私も幼稚園時代の保健の先生、小学校の栄養士さん、何人かの医師のみなさん、他のアトピー団体の方、取材記者さんなど、いろいろな方にお会いする機会がありました。反応は、熱心に耳を傾けて下さった方、全く相手にしようとされない方など、様々だったけど、いつか芽が出るかもしれないと期待しておきましょう。
石の上にも3年。何かが少しづつ動きだしたような気もします。
夏休みももう終わろうとする8月30日やっと交流会が実現しました。
集まった人は、設立当時からの仲間が4人、そして成人アトピーの2人、それに子供2人と少なかったけど、たくさんの話ができて、とても有意義な時間でした。
有名な病院を渡り歩き、それでも治らず、医師不信、医療不信になっていた20代のNさん。(以前編集日誌7月2日に登場した方。少しずつ食事の改善を始めている)彼女にそれぞれの体験や工夫を話して励まして下さった他のメンバーの皆さん。皆さんお仕事があって普段はなかなか会えないけど、忙しい中集まって下さって、ありがとう!
帰り道の地下街で、「検査代なんか払うよりも、ケンゾウの服買うぞ!!」って、Nさんもやっと少し明るさを取り戻したようです。
交流会のお知らせを載せて頂いているミニコミ紙から、取材に来られま した。取材の記者さんが、うなずきながら聞いて下さっていると思っていたら、交流 会の後でお聞きしたら、子供さんがアトピーだったとか。やはり、患者同士だと、分 かりあえる部分が多いようです。
『「アトピーの子を放って置けない」との姿勢に感 銘を受けました。メンバーの皆様もそれぞれに改善のきざしで、病院とはまた違う貴 重な活動だと思います。』とのコメントを頂きました。
アトピーノで紹介されたり、ホームページを立ち上げたりで、問い合わ せが増えて来ましたので、集まる方がほとんどいなくお休みしていた阿波座地区の交 流会を再開する事にしました。当面は月1回の予定です。
題して「ある主婦がアトピっ子を救った。そしてたどりついたオーバーフロー説」
この雑誌はアトピーと食生活に言及している部分が多く、また患者の立場に立っ ていると感じられる記事が多いので、今までのマスコミとはちょっと違うかなと感じ ます。まゆつば的な記事も有るし怪しげな広告も多いけど、患者側が投稿などで意見 を出して行けば、そういう記事は自ずと淘汰されて行くのではないでしょうか。これ からに期待したい雑誌です。 取材に来られた記者さんから、「大変勉強になりました」とのお言葉を頂きました 。「患者さんの役に立つ情報を伝えたい」という思いが、こちらにも伝わってくる方 でした。
インターネットのホームページをいよいよアップしました。私のいとこがメンテナ ンスを手伝ってくれることになり、彼の勤めるプロバイダーのサーバーに置く事にし ました。
ボランティア団体の支援との事で、無料で提供して頂いています。
会を結成してから、半年が過ぎました。
転校時、子供の症状や給食の事で、(牛肉が続くと湿疹が出てくるので)担任の先生や栄養士さんに説明に行ったり。
近所のお知り合いが増えるにつれ、やっぱりアトピッ子が多いなと実感したり。そして近所の方や、生協の役員さんに声をかけて、交流会を開始、それが軌道に乗ってきました。
これでやっと、引っ越し前の状態に戻った感じです。(ふぅ。やっぱり一年近く遠 回りしちゃったかな)
でも今回は、インターネットでの情報発信もして、全国ネットの会にできたので、これからの発展に期待しましょう。
アトピーで悩んでいる人は、全国各地に大勢いらっしゃるのですから。
最近は、先住地で次のステップとして予定していた事が、少しずつ実現し始めてい ます。中でも一番大きいのは、保健所の保健婦さんにコンタクトが取れた事。それか ら、インターネット上で、初めて小児・アレルギー科医の方から共感のメールを頂き ました。
本当に役に立つ情報を、すぐに取り入れて下さるようなお医者さんは、全国 にたくさんいらっしゃると思うのですが、そういう方に今までなかなか巡り合えませ んでした。(共感して下さったと思ったら 、アトピーを専門としない方だったりし て・・)
私達の最終目標は、誰もが一番身近な医院で、気軽にアトピー治療ができる ようになる事です。共感して下さる医師と、どんどんネットワークをつないで行き、 オーバーフロー説が、当たり前の世の中になるように、これからも頑張ります! ご 協力よろしくお願いいたします。
保健婦さんは、いろいろな患者さんと接する機会が多いので、私たちの活動をお知 らせしたいと思いお話をしに行きました。厳格な除去食をしても治らない人、逆に言 われた通りにしていないのに、いつの間にか治ってしまう人、色々な人を医師とは別 の角度から見ていらっしゃるせいか、私達の考え方に共感できる部分も多いとの事で 、交流会も見学に来て下さいました。
まだ、公的な立場としてではなく、あくまで個 人としての支援ですが、アトピーで悩んでいるお母さんたちに、会の紹介をして頂け るようにもなりました。
泉北地区の交流会を定期的に開くことにしました。生協さんと、ミニコ ミ紙での広報のお陰か、開催する度に新しい方が来られ、会員も少しずつ増えて来ま した。参加者も、初回はたった1名だったのが、最高15名の参加が有り、コンスタ ントに集まって下さるようになりました。
厳格な除去食を数年間もしてきたけど治りきっていない人、食べ物について考えた ことも無かった人、食事を変えて症状が落ち着いた人、などそれぞれの体験談も交え ながら、アトピーの本当の正体を皆で学んで行きたいと思っています。
メカニズムについての説明を受けたり、体験者の意見を聞いたりするうちに、外食 もほとんどしないほど、厳格に除去していた人は、「アレルゲン」という考え方では 、治りきらない事に気づかれたり、始めは「お肉をなるべく食べないなんてできない 」と言っていた人が、食生活を改善して行くうちに、だんだん考え方が変わって行き 、「昔はお魚ばっかり食べていたのよね。」とか、「お肉がなくても野菜っておいし い」とか発言してくれるようになったり、やっぱりこういう交流会って大事だなと思 います。私は、「本人が納得した時が治る時」と思っています。
私は、アトピーのオーバーフローモデルを、1995年2月に完成させ、近所の方や、ある民間療法で知りあった方達にアドバイスを始め、この考え方が間違いではないという実感を強めて行きました。
そこで、その民間療法の通信に載せてもらったり、新聞に投書したりして(ボツになった)、この食事療法を多くの方に知ってもらおうとしましたが、なかなか受け入れてもらえず、まずは、地元でアトピーの会を作り、口コミで少しずつは広がって来たのですが、突然の引っ越しで、せっかくの活動が途切れてしまいました。新しい土地でゼロからスタートするよりも、患者同士なら分かり合えるはずと思い既存の患者の会へもいくつか働き掛けました。
しかし、すでにリーダー的な位置にいる方には、全く受け入れられないのが現実でした。症状がある程度落ち着き、従来の説を信じきっている方達は、アトピーは治らないものとあきらめていたり、厳格な除去食で治ったと決め付けていたりで、食事のバランスを変えるだけで治ると言っても、耳を傾けることもしないのです。
様々な療法を試みても満足のいく療法に巡り合えず、毎日地獄のような痒みを味 わい、絶望の淵に立たされていたり、厳格な除去食をされて、次々に食べるものがな くなり、今後どうなることかと不安で一杯の「現在進行形」の患者さんとは違い、所 詮切実な思いがないのでしょうか。
「こうなれば、自分で会を作り、今現在助けを必要としている患者さん達に、直接情報を伝えるしかない。」そう思い立ったのが、去年(1996年)の6月でした。会合場所の確保、宣伝、会員集めなどなど、ゼロからの出発でしたが、多くの友人に支えられ、助けられ、やっと会の形ができました。
All Copyright Reserved by Atopy Nanka Tondeike no Kai,1997