アトピーのオーバーフロー
図1
ステロイドには、皮膚に溢れてきた脂肪を体内に戻すような働きがあると考えます。
これを湯船にたとえると、軽症のうちは、こぼれた水をタオルで拭き取る程度で、余り害はありませんが、だんだんそれでは間に合わなくなり、厚いバスタオルが必要になります(強いステロイド剤)。それでも水道の蛇口をそのままにしていれば、やがて湯船の縁にバスタオルを巻き付けて防波堤を築かなければならなくなります。タオルを巻けば溢れませんが、取るとすぐに溢れます。そして時間が経つほど水かさは増えるので、タオルを二重、三重に巻かなければならなくなります。図2
ステロイドは怖いと思い、一気に断つと、今までに溜まった水が一気に流れ出すことになります。これがリバウンドと言われる状態だと考えます。図3
溜まっていた水が、流れてしまうと、ある程度は落ち着きます。しかし、蛇口はそのままなので、しばらく経つと、また溢れてきます。図4
湯船に溜められる量だけを入れるように、蛇口を調節すれば、溢れることは無くなります。また、たまに溢れても、蛇口を調節するだけで、それほどの被害がおきません。
ステロイド皮膚症
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リバウンド現象
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脱ステロイド
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完治
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