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飛んでけこぼれ話
(2000年)
飛んで行け!の会の活動の様子や、活動の中で気付いた事、発見した事などを綴って行きます。

こぼれ話リスト 【9798年99年2000年2001-2009年

 
 最近、数年前からこのサイトを参考にして、良くなりましたというメールを時々頂くようになりました。少しでもお役に立てていると思うと嬉しいです。
でも、このサイトを訪れて下さった方のうち、どれくらいの方のアトピー性皮膚炎が飛んでいったのでしょうか。
食事の改善と一口に言っても、症状が改善するまでには時間がかかり、またいろいろと細かいことになると、難しい面もあり、一人で克服するのは、大変です。はやく、身近な医療機関で気軽にアトピー相談をして、アトピー性皮膚炎が飛んでいくようになるといいですね!
もう21世紀です。 「アトピー性皮膚炎」という不可解な病名は、やはり来世紀まで持ち越しですね。でも、アトピー性皮膚炎で苦しむ患者さんがひとりでも少なくなるように、 来年も頑張りましょう。よろしくお願いします。
 親子でアトピー性皮膚炎のあやさん。6月に初めて来られたときは、二人とも湿疹が結構酷く、かわいそうでした。お母さんも辛いとのことで、食生活の改善に取り組みました。9月に来られたときは、お母さんは大分良くなっているのに、子どもさんはほとんど変化なし。でも、食事日誌をみると納得でした。お母さんが一切 肉・乳製品をやめたのに対し、子どもさんの食事日誌には、アイスクリーム、ピザ、ウインナーなどがたくさん出てきます。「どうしても欲しがるので・・」との事でした。
アトピー性皮膚炎が飛んでいくかどうかは、やはり、成人か子どもかの違いではなく、食事の改善ができるかどうかの違いなのですね。
食べられないかわいそうさより、今は湿疹をなくしてあげる事のほうが、かえって子どものためと思うとアドバイスし、少しずつ食事の改善をされています。11月の交流会では、お母さんのほうは、一瞬誰か分からない位改善し、子どもさんも大分良くなってきていました!!

       
 「入会1年経ってもなかなか飛んでいかない組だ」と、悩んでいた「ゆうやっち君」のお母さんでしたが、もう一度「食べ過ぎ」を見直して、なんとアトピーが飛んで行きそうです。交流会では、お母さんもにこにこ顔で「見て、見て。」とうれしそうでした。アトピーはこのように食習慣の見直しでよくなるものなのです。これからも皆で助け合ってがんばっていきましょう。  

 食事の改善といっても、どのように改善していいか分かりにくいので、まずは食事日誌をつけてみましょう。自分で分析しやすい日誌を作りました。利用して下さいね。
 今年は、春の訪れがゆっくりで、桜もチューリップも見ごろの時期が長いような気がしますね。
春のうららかな日差しが大好きな私としては、とっても嬉しいのだけど、うちの中にいると、ちょっと肌寒い日が多くて、なかなかこたつをしまうことができなくって・・・
蛋白質過剰気味で「春の悪化」をしやすい人も、汗ばむ気候になると、軽減しやすいのに、なかなかそういう気候になりませんね。でも、もう少し、運動量を増やして頑張って!
 この季節になると、アクセス数が急増します。「花粉症」で検索して来られる方が増えるせい?
 初めて来られた皆さん、ようこそ!花粉症も、アトピーと根っ子は同じ。アトピーが治ったら家族の花粉症も治っちゃったという方も多いですよ!
 ちょっと春の嵐のような天候が続いていますが、やっと桜の季節が近づいて来ました。冬の間運動不足だった人も、花粉を恐れず、そろそろ活動を開始しましょう!
 発行日の1カ月位前の準備期間になると、いつも「あ〜何載せよう・・・」と、悩むのですが、書き終わってみると、「これも載せたかった、あれも載せたかったのに・・」と載せたいことが山ほど出てきます。今回も積み残しがたくさんあるけど、それは交流会、ホームページなどで話して行きますね。
◎この会発足当初からの会員のWさん。でも、なかなか食事の改善は実行に移せず、「食事への理解がなかなか浸透しませんが、通信をなぜか待っているという状態が続いています。」と、時々近況報告を下さっていました。ところが、この1月「食事を極力動物性蛋白を抑え、きらいな野菜を多くし、辛いもの、肉類が好きですが控えております。なお、状態としては顔首からうえが悪く、体と手足が大変よくなりました。」との報告を頂きました。やっと思いが通じたようで、とっても嬉しかったです。他の方もあきらめずに頑張って下さい!     

 『カルシウムは何から取ればいいと思います?牛乳や魚ではないんですよ。野菜が骨の元になるんです。牛は骨量がはるかに人間より多いのは何を食べているからだと思います?牛の食べ物は草。そう考えるとわかりやすい。京野菜のような野菜をたくさん食べると骨も強くなります。野菜の他、豆類、海草類も人間の場合は加わりますが・・。』
保田茂神戸大学農学部教授
近畿農政局主催:近畿の食生活の在り方検討会にて

「喘息の方はあまり変化がないのですが、皮膚炎は面積的にはずいぶん小さくなってきました。うちの場合は、必ず風邪とセットになっていて、軽い風邪をひいた時、あるいは風邪の熱が下がったら交代に喘息が起きるというパターンです。食事との関係はよく分かりません。他の方はどうなんでしょう?」
という質問を頂きました。交流会でもよく話題になりますが、「以前はアトピーが悪くなると喘息がましになったり、その逆だったり・・出る場所が違うだけだったんですね」という方が多いです。
   ある会員さんに、喘息を自分で克服したというお友達がいて、「症状が出やすい物を除いて行った」というその方法を聞くと、なんとこの会の食事法とほぼ同じで驚いたとの事です。人によって症状の出やすい場所(弱っている所に出やすい)はありますが、やはり皮膚炎も喘息も中耳炎も根っ子は一緒と思いますよ。

 ドイツ在住の日本人の方から、メールを頂きました。インターネットのお陰で、いよいよグローバルな会へ発展してきました。海外でのアトピー事情もこれからいろいろ教えて頂けると有り難いですね。

 この会の会員にもなって下さった豊田歯科医師さんをお招きし、学校給食関係の会とのタイアップによる講演会をアイ・あいロビーにて開きました。当日は、約40人の方が来られ、熱心に耳を傾けて頂きました。スタッフも全員参加し、「自分達のやってる食生活はやっぱり正しかった」と自信を深めました。一人ひとりが自信を持って、正しい食生活について、知り合いなどに論じられるようになることが大切ですね。
 また、豊田先生が出演され、きのみ保育園も紹介されたテレビ番組のビデオも見せて頂きました。ちょうど同保育園の栄養士さん、調理員さんも来て下さっていたので、保育園の様子などもお聞きする事ができました。給食が完全日本食なので、地方から来られていて、食生活が乱れがちだった若い調理員さん達の便通がよくなったり、調子が良くなったりしたと聞き、子どもたちの健康のためは勿論ですが、先生や調理員さんのためにもなることを再認識しました。また、肉料理を減らしたことで、食器の洗浄もかなり楽になったとの事でした。「“魚料理は手間が大変”は本当だけど、社会の役に少しでも立てると思うと、やりがいがある。」とおっしゃっていました。大変な面もあるけど、メリットも大きいことを、調理員さん達に是非伝えて行きたいと思いました。
 シンポジウムや講演会に係る機会が増えてきました。会員の皆さんも、是非参加して下さいね。

 2000年問題も、大したこともなく無事新しい年がはじまりましたね。 今ごろは年末年始のご馳走の食べ過ぎで、調子を崩している方も多いようですが、そろそろもとのペース に戻って、アトピーが飛んでいくように頑張りましょう!

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